2010年 07月 10日
ZEOvit 投入18日目
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こんばんは
海水魚担当、遠山です!
ちょっと間が空いてしまいました…申し訳ありません!
しかし今日はサンゴの方にも若干の変化、
そして新たに添加剤がやってきたので、そちらも使ってみました!
では全体から…
ちょっと全体だと変化は分かりにくいかも知れません。
そして(段取りの悪さで)水のにごる系の添加剤を先に入れてしまった為、水がにごってます…申し訳ないです、許してください(笑
まず、このへんのサンゴが分かりやすいかと思うのですが…
全体的に褐色が抜けてきています!その理由として、先日よりアミノ酸系添加剤2種(Amino Acid LPS 、AminoAcidConcentrate)の投入量を約半分にしてきました。そして一週間です。明らかに茶が抜けてきて色合いに変化がでました。そして今日からは、茶の印象もあまり無くなった為、添加量を元に戻してみようと思います。これで様子を見て、また変化を観察すればなんとなく投入の感覚がつかめてきそうな感じがします。
上がStylo Pocci Glow投入7日目のショウガサンゴ、下は所定の14日間を投入したショウガサンゴ。
投入当初と比べて、単純に褐色だけはほぼ抜けました。色揚がりはまだまだ…といった具合ですが、それはこれから追って見て行きたいと思います。
今後は茶色くなれば再添加なのですが、まだ茶色いトゲサンゴやハナヤサイサンゴがあるので、そちらに合わせて投入は続けていきたいと思います。
そして新たに加わった添加剤は…
Macro element solution (ZEOspur Macloelement concentrate)
これはサンゴの色揚げと成長に効果のある添加剤。
人工海水に溶けている微量元素が含まれているそうです。
ZEOvit以外の水槽でも使用可能な添加剤です。
Potassium iodide
ついに来ましたポタシウム。この添加剤でSPSの青色を濃くします。
適切な量の添加をしている限り、サンゴは褐色にならないそう。添加量や頻度は水槽によって異なり、指標となるのは黄色のサンゴ。黄色が緑になりはじめたら、この添加剤か鉄の過剰添加になるので、また黄色くもどるまで添加ストップです。
一緒に写っているのは Iron Concentrate
これが鉄添加剤になります。緑色の色素合成に関係する添加剤。
しかし添加には注意が必要で、鉄はサンゴの成長を促進しますが、藻も成長させます。つまり褐虫藻も増え、褐色化を進めてしまします。ポタシウムと同じく、黄色のサンゴを指標とし、合わせてコントロールしていきます。
現在青っぽいサンゴはこんなところ。上の写真は青と言うよりはパープルですね。よくよく見ると青いサンゴがあまり無いことに(いまごろ)気付きました。よさそうな青系サンゴがあれば投入したいですね…。下の写真のスギノキはまだ薄いですがブルー系です。
今日の水質は…
Mg=1100
Ca=410
KH=7
PO4=0
PH=8,0
比重=1,025
…といった具合です。
ちなみにサンゴの色を抜く添加剤(ZEOspur2)の添加ですが、二週間に一度の添加剤ペースで、すでに二度目の添加時期に来ていますがまだ入れていません…。というのも、色を劇的に抜くというのはサンゴにとっては非常に負担になるのです、そのためこの添加剤の投入ペースも最初は規定の50パーセントから段々増やしていく、といういれかたです。現在この水槽ではつい最近サンゴが1つ溶けていたり、カリウム不足(今日から入れはじめましたが)の症状が見られるなど、サンゴの状態がこれに耐えうる状態ではないのではないか…という自分の判断です。数日様子をみて状況が良ければ二度目の添加をしてみようと思います。
最近だいぶZEOvitシステムのことが分かってきたような気がします。
最初は未知のシステムで手が出しにくい…感がありましたが、やってみればやはり慣れてしまうものですね。毎日の添加も、確実にサンゴの色合いで結果がでるので非常に面白く、これで劇的に色揚げが出来るのであればむしろ気にならないくらいではないかと。
まだまだやっと入口くらいかと思いますが、日々勉強していきます!
また、ZEOvit添加剤の中には通常のシステムの水槽でも使えるものがある為、それも紹介していければと。使い道は低栄養塩の環境を作ったり、色を揚げたりと…、しかしながらやはり色を抜き、劇的なパステルカラーを実現するのはZEOvitシステムということになりそうです。
では今日はこの辺で!
失礼いたします。
by b-show-room
| 2010-07-10 21:30
| ZEOvit